安室透の「嘘」は萩原がモデル?

筆者は現在非常に忙しい状態です。

ブログは書きたいことを最低限記載し、その後時間ができた時に細かな点などをまとめ、修正したいと思います。

今後ともよろしくお願い致します。

 

 

名探偵コナン『警察学校編』がスタート

警察学校組の5人の中で一番のモテキャラという位置づけにしてイマイチ素顔が垣間見えない萩原研二(22)。

 

しかし嘘をつくことが巧みであることは間違いないようです。

降谷は警察学校を卒業後、組織の一員として、また探偵見習兼喫茶店員として嘘にまみれた生活を送ることになります。

これらの「必要な嘘」は萩原から学習している可能性があると思います。

 

教官の命がかかっている緊迫した状況下でも周囲を油断させるために敢えて呆けたような言葉を使い、かつ卓越した洞察力で人物を観察し、真相を暴き出した萩原。

3話においては5人の中でも一番の「天才肌」に見えます。

 

「陣平ちゃんはガキの頃から分解魔」という発言から萩原と松田は幼馴染と考えられます。

その一方、松田が警察官に対し嫌悪感を抱いていながらその職業に就こうとする理由は「知らない」と答えています。

幼馴染であれば互いに警察官を志望した動機などを語った経験はあるはずです。

知らないのはやはり不自然。

これは本当は理由を知っているものの降谷と松田の距離を縮めたいがために嘘を吐いたのではないかと思います。

 

萩原は嘘が合上手く、彼の素質は現在の安室透を演じる上で重要な要素になっている可能性を第2話で考察しました。

今週萩原は嘘をつくことで紛失した弾丸を探し出すことに成功しています。

 

これは『ゼロの日常』36話で安室が嘘をつき犯人を揺さぶったことに酷似しています。

※36話は展開が謎過ぎてとても笑えるので大変お勧めです(笑)

 

安室透を演じる上で必要なのは「周囲に不信感を持たれず、かつ円滑に物事を進めることのできる嘘のつき方」

このスキルは萩原から学習しているという考察は当たっているかもしれません。

警察学校組は萩原以外は何かしら暗い過去を抱えた人物の集まりです。

 

安室透はつらい過去を一切感じさせない爽やかな人物として認知されています。

萩原が安室透という人物を作り上げる上で大きな影響を与えているのなら萩原自身も苦しい過去を背負っている可能性があります。

萩原に関する情報が現時点で何も出てこないのも秘密で固められた安室透を彷彿とさせます。

彼自身も過酷な経験をしておりその過去を探られたくないという心境から嘘で自分を固めているのかもしれませんね。

 

「嘘がうまい」という意味では伊達も同じです。

1話では伊達は嘘によってその場を丸く収めていました。

安室の爽やかに嘘をつくという点は伊達に通じるものがありますが嘘で真実を隠す伊達と嘘で真実を暴き出す萩原とは嘘の種類が違う。

安室の場合安室透で居続ける為の嘘は公安として事件を解決する、つまり「真実」にたどり着くための嘘。

この考えだと安室の嘘は萩原の人格からの影響が大きいのではないかと思います。

 

降谷は4年前、つまり25歳の時点で組織の一員でありコードネームも与えられている立場でした。

この時点で萩原は警察学校組の中で唯一の故人。

降谷としては亡き友を心の中で生かしてあげたいという気持ちが強かった。

その結果として嘘にまみれた人生を歩む決断をした降谷の中で萩原研二という存在が大きくなったのではないでしょうか。

 

その結果、降谷は嘘を操ることに長けた人物となったのかもしれませんね。

 

嘘で固めたキャラクターを演じる上で警察学校組の誰かを参考にしたのであれば萩原ではないでしょうか

 

「しかし降谷って奴もやるねぇ…プロボクサーの親父さんに仕込まれた陣平ちゃんとここまでやり合うとは…」1話より

萩原は2話では「降谷ちゃん」呼び。他者との距離の縮め方が抜群に上手い。

『ゼロの日常』第1話では安室は同僚の榎本梓や常連客とかなり距離を取っていました。

その後は同一人物かと疑いたくなるほど周囲と距離を縮め、現在はすっかり米花町に馴染んでいます(笑)。

萩原があっという間に「ちゃん付け」したような距離の縮め方は安室には見られません。

これは安室にコミュニケーション能力が備わっていないというよりも潜入捜査官として周囲との適切な距離を計算している段階なのだと思います。

 

また降谷には2話でこんなシーンがあります。

「おっとこんな時間か…少し早いけど術科訓練棟に移動しとくか…」

 この時彼は腕時計を見ています。

台詞、仕草共にちょっとわざとらしいんですよね。

彼が立ち去った後景は両親の事件について調べることになります。

降谷のこの言動は景にこの時間を与えるためのものと考えられます。

つまりこの時点で降谷零という人物は嘘が上手いとは言えない。

むしろ下手な部類に入るくらいかもしれません。

 

この後彼は名前さえ偽る生活が待っています。

彼の「巧みな嘘」は一体誰から学んだのか。

独学の可能性もない訳ではないでしょうがやはり『警察学校編』を描く以上4人のうちの誰かから、という可能性は高そうです。

 

萩原と同じように現時点で過去が明かされず嘘をつくことに巧みなキャラクターがいます。

それが安室の同僚の榎本梓です。

私は以前から彼女の作中における重要性について何度も指摘しています。

 私は以前から梓は嘘が非常に上手い人物と考察していました。

『ゼロの日常』の中で好意を抱いている人物に膝を向ける人間の心理について語られた際、梓の膝は安室の方を向いていました。

これは梓が安室に恋愛要素を含めて好感を抱いているというサインでいいと思います。

それまで安室と梓は仲のいい同僚として描かれていましたが梓が安室に恋愛感情を抱いている様子は一切見られませんでした。

ところが実際は好意を抱いていた。そしてそんな様子を微塵も感じさせない。

やはり彼女は過去に演技で警察を撒いただけのことはある演技派で間違いなさそう。

 

梓は『ゼロの日常』の主要キャスト中唯一プロフィールの更新が見られない人物。

私は彼女には秘密があり、それを隠す嘘が上手いためにこのような処置がとられていると考えています。

 

この辺りは私の考察上萩原の人物像とやや被るので両者になんらかの繋がりがある可能性もあるのかなと考えています。


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