安室と梓はいつ頃協力関係になったのか

喫茶ポアロに潜入している安室透と年下の先輩ウエイトレスの榎本梓は当初ただの同僚だったものの現在は協力関係である可能性が高いことは以前記事にしました。

 

 

では2人が協力関係となったのはいつ頃なのでしょうか。

結論から述べると95巻収録の「迷宮カクテル」の頃です。

 

『ゼロの日常』3巻の「パン教室」に東尾マリアちゃんが登場しますがマリアちゃんはこんなことを言っています。

「ウチ…この前もおじいちゃんとおばあちゃん家に、閉じ込められてもうたし…」

この発言から「パン教室」は95巻「マリアちゃんを探せ!」 からそう時間が経過していないことが分かります。

パン教室では梓と安室に協力関係は見られません。

 

正確に言うと2人きりの描写が無いので協力関係があったかどうか判断できないのが本音ではあります。

 

ですが仮に私の考察通り2人が協力関係を結んだ場合それは本編に大きな影響を与えることは確実です。

スピンオフ作品で既に協力関係でしたというのはさすがに無いと考えるべきだと思います。

 

そして安室と梓が協力関係を結んでいる可能性が高いことが 描写されたのが「女性警官連続殺人事件」です(95巻~96巻)。

事件解決の糸口になるかもしれない騒動について2人が口裏合わせをしていると考えられるシーンが96巻に描かれていました。

 

■2人がまだただの同僚と考えられるのが「マリアちゃんを探せ!」のすぐ後

■協力関係になっていると考えられるのが「女性警察官連続殺人事件」の時

 

 

この2つのエピソードの間には「迷宮カクテル」1つしかありません。

つまり安室と梓が協力関係となったのは必然的にこの頃となります

 

 

そして詳細が明らかにされていない工藤邸でのお茶会はこの「迷宮カクテル」の事件の9時間後に開かれています。

(お茶会の内容の考察はまた別に記事にしたいと思います)

 

安室は同僚の梓と協力関係となり、工藤邸では因縁の相手である赤井とも何らかの話し合いをした。

彼にとって随分大きな展開が同時期に起こったことになります。

 

先述の通り現在協力関係を結んでいると考えられる2人ですが『ゼロの日常』では両者が仲間であることは少なくとも本編で詳細が明かされるまで描かれないと考える方が自然です。



実際に『ゼロの日常』 では「パン教室」とその後編で『ゼロの日常』4巻収録予定の「サバイバル教室」の後に描かれた32話「丁度良いです」はあからさまに話が過去に戻り、ネット上でも時間軸がよく分からないという書き込みが多く見られました。

 

 

これは「マリアちゃんを探せ!」からそう時間が経過していない頃に安室と梓の間に重大な変化があったからこれ以上先の未来は 描けないという作者からのメッセージだと思います。

 

 

補填すると絶対に未来を描けないという訳ではありません。

上記の通り私の考察では『ゼロの日常』32話で安室は梓の為の服の購入を風見に命じています。

 

これは32話は安室と梓が協力関係となる前となってからの話を織り交ぜているのである意味未来の描写とも言えます。

 

 

また別に記事にしますが『ゼロの日常』は細かな伏線が多く描かれており、現在に見せかけて実は未来ではないかと考えられるシーンがいくつか存在しています。

 

 

2人が協力関係となった後の描写を入れるとしても考察してようやく分かるというレベルにとどめるはずです。

『ゼロの日常』では安室と梓が一緒に食事をしたり買い物をしたりと親しげな描写が続いていますがこれらは「迷宮カクテル」の前と考えています。

 

そしてこの「黒うさぎ亭」が8月31日(土)と9月7日(土)の2週に渡り「迷宮カクテル前・後」として放送されることになりました。

※8月31日、9月7日、9月14日の前編・中編・後編の3週でした。すみません。

 

 

そのタイミングで原作や『ゼロの日常』でも何かしら描かれる可能性もあるので本編、スピンオフ、アニメ全て要チェックですね。

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